リフォームで二重窓(複層ガラス)にしたら「生活の質」が高くなった

inner window

以前住んでいた賃貸マンションでの悩みの一つが、「冬の結露のひどさ」でした。どんなに湿気対策をしても、窓枠から水が滴ってカビが生えてくる。健康にも、家のメンテナンス的にもよくないですよね。また、テレワーク時の机を窓のすぐそばに置いていたのですが、夏は暑い空気が、冬は底冷えの冷気が窓から直に伝わってくるのです。

みどり
みどり

一軒家に比べると気密性の高いマンションですが、室内の温度は大半が窓から逃げていくそうです

今回私たちが購入した築22年の中古マンションも、窓枠は普通のアルミサッシでした。おまけに、角部屋のため、窓も多い。夏の酷暑時は冷房の空気が逃げていくだろうし、冬の厳寒時は暖房の熱が逃げるのと結露は避けられない。。。というわけで、考えたのが二重窓(内窓)の設置です。マンションの場合、リノベーション時に外側に開いている各部屋の窓は勝手に変えることができませんが、外側のアルミサッシはそのままに、内側に新たに二重窓を設置することは可能です。

二重窓を設置する理由としては、私たちのような「断熱」目的の他に、「遮音」や「防犯」目的の場合もあると思います。それぞれに適した複層ガラスがあるので、目的にかなう商品を選ぶのが重要です。

私たちは、リフォーム会社による設置が簡単そうで、値段も比較的手ごろだったリクシルのインプラスlaw-E複層ガラスを選びました。窓枠の色はインテリアに合わせて色々選べます。(私たちは壁紙の色と同じ「白」にしました。)

みどり
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二重窓の設置ビフォー&アフターはこんな感じです↓

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【ビフォー】普通のアルミサッシ(茶色)です。
window_after
【アフター】元の窓はそのままに、内側に白い二重窓がつきました。

♦二重窓(内窓)のメリット

長所は何といってもその断熱効果です。夏も冬も、窓のそばに寄っても暑い/寒い空気を感じません。逆に、内窓を開けると(夏)むわーっと/(冬)ひやーっとした空気が入ってきて、「えっ、外側のサッシ、閉め忘れていたわけじゃないよね?」と思わず確かめてしまうほど、元の1枚のアルミサッシだけだと「ほぼ外気」と感じるくらいです。

冬の結露の悩みからも解放されました。

光熱費については、二重窓の設置前・設置後で同条件で比較できないのですが(前のマンションはエアコン1台、今のマンションは4台のため)、この断熱具合は体感できます。二重窓で文字通り隙なくきっちり家が守られている感があります

もう一つ思いがけないメリットとしては、夜、外から見ても、明かりのついた室内の様子がはっきりと見えてしまわないことです(我が家は寝室以外はカーテンを付けていません)。逆に、室内からは二重窓によって外の景色が見えにくくなったということはないです。

あとは、内装インテリア的に、古い茶色のアルミサッシではなく、きれいな樹脂の白い窓枠にできて、室内がすっきり見えるのもよかった点です。

♦二重窓(内窓)のデメリット

これはリフォーム会社からも言われていたことですが、窓を開けるのが若干手間です。窓を体の幅だけちょっと開けてベランダに出るといったことができず、一旦、内窓を全部(鍵のところまで)開けてから、外窓の鍵を開けて、という手間がかかります。まあ、慣れの範囲ではあります。

掃除については、二倍大変かというと、内窓はさほど汚れないので、ほとんど手間は変わりません

♦二重窓(内窓)の費用

断熱や遮音を目的に二重窓にするのであれば、部屋の全部の窓を二重窓に変えないと意味がありません。なので、コストもそれなりにかかりますよね。私たちも、内窓が必須かと言われればうーんどうだろう、という感じでかなり迷いました。ただ、やはり前の賃貸マンションの経験から、健康に悪そう、住み心地が悪そうなものをリフォームで改善できるのであれば、思い切って早くからやっておきたいという気持ちが勝りました

みどり
みどり

内窓設置を迷っている方、こちらの著書の経験談も参考になります


そして、実は、断熱効果を高めるための二重窓(内窓)設置は、結構な割合で国や自治体からの補助金の対象になるのです。また、金額によっては所得税控除も認められます。私たちもこれらを活用しました。

二重窓の設置は、毎日の生活の快適度に直結するので、満足度が高いです。(コスパの良いリフォーム・アイテムだと思います。)特に、夏暑く、冬寒い地域にお住まいの方は検討してみてはいかがでしょうか。

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