中古マンションを購入して、リノベーションをすることに決めた時、一番心配したのが「信頼できる良いリフォーム業者を探すにはどうしたらいいの?」ということでした。
何といってもリフォームするのは初めてで、もちろんリフォーム業者の知り合いなどなく、勝手が全く分かりません。
ネットのリフォーム体験談を見ると、失敗した!ひどい業者にあたった!という話も結構あって、業者選びは焦らず慎重に検討を重ねたいところです
ちなみに、いざリフォーム関係でトラブルになってしまった時には、国土交通省指定の相談窓口である「住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)」という機関があります。住宅関係の業者とのトラブルは、直接解決が難しい場合は、このような第三者機関に相談するのが解決への早道だと思います。
また、このセンターが運営する情報サイト「リフォネット」は、リフォームの進め方や事例、実際の相談例を紹介していて、リフォーム初心者が知識を得るのに役立ちます!私たちもお世話になりました。
私たちは、実際にはネットで複数社に相見積もりを依頼し、一番誠実に自分たちの希望に寄り添ってくれた家族経営の工務店に工事をお願いすることに決めました。地元に根を張って、現社長が4代目という工務店です。
ただ、この時に少し気になったのが、ネットの情報の中で見つけた「現場監督と営業を一人でこなしているような小規模なリフォーム業者は避けたほうがよい(なぜなら、忙しくてレスポンスが悪いから)」という意見でした。うーん、私たちがお願いしようとしている工務店は、まさにこのパターン。社長が営業(顧客への対応)をこなしつつ、工事の現場監督もやっている。
しかしながら、結論から言うと、全く問題ありませんでした!確かに社長はとても忙しそうでしたが、メールへの返事も電話も反応は早く、現場の職人さんたちとの連携ももちろんスムーズ、何よりも「責任の所在が明確」なのが良かったです。私もなるべく自分たちの希望を具体的かつ明確に伝えるよう気を付けていましたが、そこはやはり勘違いや記憶違いは生まれるもの。そのため、基本的に仕様決めや発注などに関してはメール(文書)で行うようにしていたので、私たちが「あれっ、ここの色は違うのを選んだはず?」と指摘すれば、すぐに過去のメールを確認し、「ああ、そうでした」とエラーが修正される、といった具合。
この経験から、ネットの経験談はあくまでその人の個人的な経験に基づくものであり、アドバイスも一意見に過ぎないので、鵜呑みにはできないものね、という当たり前のことを再確認したのでした
役割が分担されたチームで対応するリフォーム会社がよいか、家族経営の工務店がよいか、それは本当に一概には言えないので、営業=現場監督の業者はダメだやめておこうと決めつけず、複数の業者を比較して一番自分たちと合いそうなところを選ぶのをお勧めします。